薄毛は恥ずかしいという風潮があるようですが、それに流されて自分の薄毛を恥じる姿勢が最もかっこ悪いといえるのではないかと私は思うのです。
20代のうちから抜け毛が増え始め、30歳にもならないというのに育毛の心配をしなければいけないという状況がどれほどのストレスかは想像がつきます。
テレビコマーシャルなどでも、薄毛のイケメン男性が髪の毛が増えたらこんなにもカッコよくなった!というようなイメージを視聴者に垂れ流していますから、薄毛に対する恐怖心が膨らんでしまうのも無理もありません。
しかし、そんなものに流されて、薄毛だから自分はモテないとかかっこ悪いんだとか思い込んでしまっては、育毛メーカーの思うつぼです。
薄い頭髪を何とかして濃く見せようと、様々な工夫を凝らす姿は確かに同情を禁じ得ないものがありますが、毛が増えたからと言って魅力が増すなんてことは実際はありえないと思います。
最近、薄毛なのにとてもカッコいいと思える男性を見かけました。近所の飲食店に勤めている男性で、おそらく30代くらいだと思うのですが、薄毛を思い切ってスキンヘッドにされています。
頭頂部はかなり光っているので、頭髪はほとんど生えていないのでしょう。
サイドの毛は残っているようですが、残った毛を伸ばして頭頂部に被せる、いわゆるバーコードヘアにするのではなく、残った部分もすっきりと刈り込んで、お坊さんのようなヘアスタイルにしています。
スキンヘッドが制服によく合って清潔感があり、とても好感が持てます。要は、髪が少ないことで必要以上に卑屈になるのではなく、それを逆手に取ったスタイルで堂々としているのが一番だと思います。
とくに年齢を重ねると、男性は見た目よりも経験値やどのくらい仕事ができるかなどの人間の幅の方がよっぽど大事でしょう。逆に見た目だけ良くて中身がスカスカな男性というのは結構キツイです。
一言二言会話をすればすぐにバレてしまいますから。
あとは、いくつになってもやはり清潔感は大事だと思います。髪が薄くても、多少太っていても、小綺麗で清潔感があれば後と中身がそれなりの経験値があればモテる人はモテると思います。